歩行器って便利なの?

歩行器が便利だと思いますか?
歩行器を使っている方や歩行器を使った経験がある方からよく聞く話には、赤ちゃんを歩行器に乗せてあげると赤ちゃんがとても喜ぶそうです。
赤ちゃんはねんねしているかハイハイしているかですが、歩行器に乗ると目線が高くなるので、いつもより違った景色が見ることができ、好きなところへ簡単に移動できるので楽しそうに乗るそうです。
他の理由は、洗濯などの家事の時手が離せるので赤ちゃんを歩行器に乗せている。また、早く歩けるようになるに歩行器に乗せる。
など、何か今現代人が悩んでいる、今生活習慣病や最近言われるメタボリック症候群の原因を赤ちゃんの時から勧めていると思いませんか?
なぜメタボになるの?
現代は車や電車など歩かなくても便利に移動できるため歩かなくなったため、運動不足におちいり筋力の低下や背骨等の歪み、肥満、体力低下などをもたらしたからです。車を歩行器に変えると同じ事が赤ちゃんにも言えると私は思います。

歩行器は赤ちゃんへの影響が大

歩行器は赤ちゃんの成長にいろいろと影響します。医師や保育関係者の方が赤ちゃんに歩行器を勧めない理由に、赤ちゃんの成長によくない。歩行器は、歩くための筋力の成長を妨げるため、歩くのが遅くなるからです。赤ちゃんは普通、ハイハイ、お座り、つかまり立ち伝い歩き、歩くと一つ一つ段階を経て必要な筋肉、バランス感覚を身につけ成長していきます。また、歩行器は、つま先の少しの力で移動できますので、歩き始めた時に、しっかりと足が地に着かない宙に浮いたような歩行になってしまうようで、歩き始めの頃にケガをすることにもつながるようです。二つ目に事故が多いことが上げられます。赤ちゃんが歩行器に乗っているとき、転倒して頭部や顔面を打つケガが多いそうです。また目の外傷も多いのが特徴だそうです。原因は、歩行器をちょっとした段差に引っかけ歩行器が傾き落ちたり、赤ちゃん自身が歩行器からおりようとして落ちたり、また、玄関などの高いところから落ちたりするケースもあるそうです。

歩行器はいりません。それよりハイハイを。

歩行器は歩き始めの赤ちゃんにとっては、楽しい遊びのおもちゃではありますが、歩行器を使用して無理に立たせたり、歩かせる必要はないと思いますし、歩行器で成長を促して早く歩けるようになりません。つかまり立ちから一人歩きへ移行する時期(10か月ぐらい〜1歳すぎぐらい)に歩行器を使う場合が多いようですが、歩行器を使っていると、つかまり立ちから、なかなか一人歩きへ移行できなくなる場合があるようです。この時期は赤ちゃんにとってハイハイが重要なときです。自分の力で動くため手足、腕、腰、背など全身を使い運動するので、背筋や腹筋を鍛えられ、運動機能にも大きく影響してくると考えられています。一度あなたも腹這いになって体を動かしてみてください。赤ちゃんがどれだけ大変な運動をしているのかが身をもってわかると思います。歩行器をつけているとハイハイをする機会が少なくなります。歩行器よりもハイハイが必要だと思いませんか?遊びとしては子どもはとても喜ぶと思いますが、常に親の目が届くところで使用し、使う時間を少なくすれば、遊びとして取り入れても良いのかもしれません。

Copyright © 2007 歩行器って赤ちゃんに必要なの?